1シリアルで3台まで使用可能になり、割安感も出たウイルスバスター
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トレンドマイクロ株式会社 (Trend Micro Incorporated) は、コンピュータ及びインターネット用のセキュリティ関連製品の開発・販売をおこなっている会社であり、東京に本社を置く台湾系企業である。
総合セキュリティ対策ソフト「ウイルスバスター(海外名:PC-cillin)」の開発・販売で知られており、日本国内では個人・法人ともに、海外でも法人向けでトップシェアを誇る。
2005年4月、ウイルスバスター向けに公開されたウィルスパターンファイルに不具合があり、OSとの組合せによってはCPU使用率が100%となってコンピュータの動作が極端に遅くなる障害が発生し、アジアを中心に混乱状態となった。セキュリティ強化に積極的だった企業などが特に被害を被るという皮肉な結果となり、同社のソフトウェアがインターネットのインフラとなっている事実を浮き彫りにした。
2006年にはWinnyによる情報漏洩(後述)という、事態を発生させる問題を起こしている。
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1991年に最初のバージョンがリリースされ、その後は約1年に一度程度のペースでメジャーバージョンアップが行われている。1995年にリリースされた「ウイルスバスター95」からバージョンに年表記が入るようになった。当初はウイルス対策のためだけのソフトであったが、バージョンアップを重ねるごとに様々な機能を取り込み、「ウイルスバスター2005インターネットセキュリティー」以降は総合セキュリティーソフトとなった。
現在、ウイルスのみならず個人情報を盗むスパイウェア、フィッシング詐欺、個人情報漏洩などを防ぐ事が出来る総合的なセキュリティソフトに成長している。
最新版は「ウイルスバスター2008」で、店頭販売開始に先んじて2007年10月19日より、トレンドマイクロのオンラインショップ内の販売と、既存ユーザ向けの無償バージョンアップのためのダウンロードサービスが開始された。店頭での販売は10月26日に開始された。
日本国内ではセキュリティ対策ソフトで約40%のシェアを持ち約350万人が利用しており、2004年度は個人向け・法人向け共にトップ。法人向けでは世界でもトップシェアをほこる。日本国外では「PC-cillin」などの名称で約25カ国で販売されている。
販売形態はパッケージ及びダウンロード販売である。「2007」以降の家庭向け製品では1つのシリアル番号で同一家庭内の3台のパソコンまで使用できる事も大きな特色である。これに伴い、2007年以降は1年契約の場合の年会費が3150円から4725円に引き上げられる事になったが、家庭内で複数台のパソコンを使用している場合は、他社製品との比較でかなり安価であるといえる。また年会費が支払われていれば年度ごとの最新版は無料でダウンロードおよび使用が可能である。なお、「2008」からは同一法人に対しても1シリアル3台まで使用可能になった。
競合他社との比較においては、使用者が設定できる項目が少ない事が最大の特徴といえる。これは裏を返せばカスタマイズ性に乏しく、これを本ソフトの欠点として指摘する者は、同種ソフトウェアの中でもカスタマイズ性が高い「ノートン・インターネットセキュリティ」を愛用するパソコンのヘビーユーザを中心として少なくない。
だが、ウイルスバスターのカスタマイズ項目の少なさは、パソコンに関する知識の乏しいものが誤って設定を破滅的にしてしまう危険性が極力低くなる様に設計されたがゆえのものであり、また設定も非常に簡潔である事を大きな利点としている。